〔墳形〕印旛沼北岸の台地上に百数十基の古墳が群集する。古墳群の特徴は、前方後円墳35基と全体の30%以上を占めることで、6世紀代の古墳群では前方後円墳の割合は5%をこえるものはほとんどない。
〔埋葬施設〕前方後円墳といってもほとんどが20~30mのものであり、また6世紀代の前方後円墳は横穴式石室をもつのが普通であるが、千葉県には箱型石室を墳丘裾に埋設したものが多い。
〔築造年代〕
〔その他〕千葉県房総風土記の丘として整備されている。
写真は101号墳、埴輪を並べた形に整備されている。帆立貝形の前方後円墳だが、円墳に前方部をつけたしたとも考えられている。埋葬施設は墳頂部の木棺のほか墳丘部裾に二つの箱型石棺がある。墳丘裾に絹雲母片岩の石棺を有する古墳を常総型古墳を呼び、6世紀代にこの地域に特徴的に現れる。
さらに岩屋古墳をはじめ5基の方墳があることである。
〔感想〕